海外旅行記 ~インドで腹痛~
皆さんは「インド腹」という言葉をご存知ですか?インドで日本人旅行者が必ずといっていいほど襲われる激しい腹痛のことをそう呼ぶそうです。私は以前インドを旅行をした際、先輩バックパッカーからこの言葉を聞かされていたので、「生水は飲まない・アルコールティッシュで手を拭く」など衛生管理にはかなり気をつけていました。しかし、私たちもインドの洗礼といわれる「インド腹」の恐怖を身をもって体験することになってしまいました。
その日はインドの有名な世界遺産タージ・マハルを見学していました。タージ・マハルは写真で見るよりもはるかに美しく、私たちは感動しっぱなしでした。思えばこの時から少しだけ胃に不快感があったのですが、観光に夢中であまり気にしていませんでした。帰り際に、明らかに胃がチクチクと痛みだし、友人達も同じ症状だったので「インド腹かもね」と冗談ぽく言いながらホテルへ戻りました。すると夜、まず友人の1人が熱と嘔吐・下痢で寝込んでしまい、薬やポカリスエットを飲ませても一向に良くならず、次第にもう1人の友人と私も具合が悪くなり、結局は3人とも腹痛と熱とで寝込んでしまいました。翌朝も酷い症状が続き、なんとかチェックアウトを済ませましたが、観光どころではありませんでした。
そんな時、偶然ホテル近くのツアーセンターで日本語が話せるガイドさんと知り合ったので相談すると、「インドの病気はインドの薬が一番効く!」とのことで、彼は私たちをすぐに病院へと連れて行ってくれました。病院で注射を刺されて薬を処方されると、嘘のように体調が治って驚きました。更に驚いたことは、病院の治療費が全て無料だったことです。インドは一部の公営病院は治療費が無料なのだそうです。言葉が通じない中で病院に行く事は選択肢になかったので、あの時に親切なガイドさんに救われなかったらもっと大変なことになっていたかもしれません。
これからインドを旅する人は、もしインドで激しい腹痛に襲われたら、できれば症状が酷くなる前に病院で治療することをお勧めします。酷い目にあいましたが、アクシデントも旅の大切な思い出です。備えを万全にして、後は思い切り旅を楽しみましょう。